白い部屋で月の歌を (朱川湊人 / 角川ホラー文庫) ISBN:4043735014

白い部屋で月の歌を

ジュンは除霊のアシスタント。
彼の能力は体内に霊魂を受け入れてあるべきところに戻すことで、
体内に入った霊魂は白い部屋に入っていくように見えるのだ。
ある日、彼はエリカという霊魂だけの少女と出会い、恋をしてしまうのだが…
2編収録、300ページ。


巻末に第10回角川ホラー大賞選評が載っているのですが
この作品のネタバレをしています。
読了後に読むことを絶対におすすめします。
最初に読んでしまった私は大失敗でした。


ホラーにはグロテスクな場面を次々と見せ付けるような作品や
ぞくり、ぞくりと怖さが忍びよってくるような作品もあるわけですが
この2つの作品は丹精な怖さといったところでしょうか。
丁寧に、じわりじわりと主人公を追い詰めていくさまは
サスペンスの風味も加わってあまり他のホラー作品では感じられないものでした。


ホラー独特の不条理さもありますが
あえて世界は現実的で、
ある一点を除くと全く通常我々のいる世界と何ら変わりないというところが
作品全体を堅実なものに見せているのだと思います。

ちょっとだけ。
昨日から日記に白文字使うのをやめてみたんですが、どうかなあ。
黄色文字だけだと単調に見えるかなと思って始めたんですが
どうもCSSを認識できないブラウザで見ると見えなくなってしまうようなので
そちらでも見えるようにと思いまして…
最近はリンクのLIMEやキーワードのGAINSBOROなんかで
ややそういった単調さは払拭されているようにも思えるのですが、どうか。

第64回 皐月賞 (中山競馬場 / 2,000m)

レース結果
  7 14 ダイワメジャー
 8 18 コスモバルク
 4 8 メイショウボーラー
  2 3 コスモサンビーム
  5 9 ミスティックエイジ


単勝 14 3,220
複勝 14 660  18 150  8 370
枠連 7−8 1,510
馬連 14−18 4,660
馬単 14−18 15,290
三連複 8−14−18 20,610


ぬおー、かすりもしてないよ。
実はダイワメジャーパドックでの気配がすごく良くて、
なんか買いたくなったのですが、券売所の混みっぷりを見ているうちに意欲が減退したので
買うのをやめてしまったのでした。
「どうせ当たらない馬券を買い足してもね…」なんて思ってしまったのが運のつきでしたね。
あと、ダイワの馬がGI勝つなんてありえないと思ったのも事実。


という訳でデムーロ騎手の皐月賞2連勝というすごいことになりました。
過去に皐月賞を2連勝した騎手がどれだけいるのか知りませんが
どのみちこれはすごいことであることには変わりありませんね。
あ、あと母がスカーレットブーケなんですな、この馬も良血だ。


2着のコスモバルクは強いレースしたのに結局負け。
直線がもうちょっとでも長ければという気もしますが
こればっかりは仕方ないかな。
だけど、ダービーはちょっとつらそうな気が…


3着のメイショウボーラーが逃げたのを筆頭に上位の馬は全て先行。
結局は前残りという結果に終わりました。
それにしてもレース中「ブラックタイド後ろすぎるなあ、またしても逆武マジックかなあ」
なんて考えていたら案の定といった感じです。
こういった感慨ってレース前には浮かばないもんですかね…


ダービーはこのレースの結果とは全然違ったものになるのではないでしょうか。