文庫
マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)作者: 冲方丁出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/11/08メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 39回この商品を含むブログ (299件) を見る ディムズデイル・ボイルドは戦地における友軍への誤爆という罪をお…
空ノ鐘の響く惑星で〈12〉 (電撃文庫)作者: 渡瀬草一郎,岩崎美奈子出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/10/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (86件) を見る ラトロア国で論戦するフェリオとウルク。 しかしそのさ中…
トリックスターズM (電撃文庫)作者: 久住四季,甘塩コメコ出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (61件) を見る 大学生の天乃原周は、大胆な犯行予告とも言うべき予知夢を見る。 被害…
ロミオとロミオは永遠に〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/07/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (91件) を見るロミオとロミオは永遠に〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)作者: 恩田陸出版社/メ…
七姫物語〈第4章〉夏草話 (電撃文庫)作者: 高野和,尾谷おさむ出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/09/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 25回この商品を含むブログ (56件) を見るある大陸の片隅、東和と呼ばれる地では 七つの主要都市が先王の…
60年もの間、誰にも姿を見られることなく殺人を重ねてきた伝説の殺人者、町田月光夜が「レーテ」に入った。 「レーテ」とは入った者の記憶を三時間ごとにリセットしてしまうという現象を起こす空間である。 ここに月光夜を追っていく捜索隊、この一隊員であ…
普通小説とファンタジイ/ホラーを融合したダーク・ファンタジーの短編集 11編収録、285ページ これは確かにすごい。 ただの奇想ものとは一味違った作品ばかりで 現実世界のどこかにファンタジー的なしかけがほどこされているといった作品が多く なんか他に…
柿本千佐は女子高の1年生。 22歳の兄はバイクで転んで怪我をして以来無職。 最近千佐はいつも動作がスローな同級生・及川周子が気になってしかたがない。 178ページ やはり独特の展開で、そんなにドラマチックでもなく、 感動的なラストというわけでもない。…
因果の果てでつながる千両箱と謎の大男がからむ連作短編集。 5編収録、275ページ 全くつながりうのない話がピタっとハマっていくのが楽しいのが こういった連作短編の面白さなのですが あんまりすっきりとしないのはどうにも不完全燃焼の感が拭えません。 …
西方諸国混乱の元凶であるラトロアに正式に使者ろして乗り込むことになったフェリオ。 そしてそのラトロア国内においてもいろいろな問題点が… 328ページ なんと次巻最終巻。 長いようで短かったかな、まだ終わってませんし、 物語のクライマックスはほんとに…
銀座で画廊を経営しながら、超能力探偵としても活躍する相良蒼司。 とはいえ実際に超能力などあるはずもなく、アシスタントの宝生志摩子が調べてきた情報を元に、 推理を積み重ねて真相を言い当てているに過ぎなかった。 そんな彼の元に大学教授が「白菊」と…
警備会社に勤務する土岐が依頼されたある女性の捜索。 女が住んでいたマンションの一室は、集積したゴミが汚泥化した、 想像を絶する汚濁の部屋だった――。 292ページ うはー、最低だ。 題して「ナスティ・ホラー」と呼ばれるジャンルになるそうで その内容は…
城翠大学の一大イベント、3日連続の学園祭、その一日目。 周と凛々子は異常な閉鎖空間の中に閉じ込められていた… 379ページ 相変わらず独特の世界観とその独自性を生かした事件の描写は素晴らしいです。 魔法からみの事件が勃発して、事件の経過も、解決も…
世界の崩壊と狂気を暗示した表題作ほか、過去から未来、 そして宇宙までを舞台にしたホラー短編集。 11編収録、312ページ。 なんてったって私の辞書では「やすみ」と打って変換すると「泰三」になるくらいですから 小林泰三氏久々の新刊、楽しみでした。 ホ…
タートムとの戦後処理のためにフェリオはウルクの故郷であるジラーハへと赴く。 そこで彼を迎えたのはタートムからの使者だけではなく… 314ページ。 またしても登場人物が増えてきていることに驚きを禁じえないのですが それがまた違った立場の人間だけにそ…
乙一、恩田陸、北村薫、誉田哲也、西澤保彦、桜坂洋、岩井志麻子の七人の作家が描く ダークファンタジーアンソロジー。 7編収録、208ページ。 タイトルからしてホラー系に属する短編集かなと思っていたのですが どうやらそうでもないのがちょっと意外でした…
夏休みも終わったある日。 「ベルゼブブの頭蓋」と呼ばれる要塞にも使用された修道院に収監され、 軟禁状態となるヴィクトリカ。 一人、マルグリット学園に取り残された一弥は、 ヴィクトリカが生命の危機に瀕しているという情報を得て、迎えに行くことを決…
今年ブレイクした桜庭一樹氏ですがその中で最も気に入った作品がこれ。 そりゃ作中に出された謎が放りっぱなしだったり いたるところで「足りてない」のは認めるところなのですが この不思議な読後感は他の作品では味わえませんでした。 万人にお勧めできる…
4編中3編はお気に入りという私にとってはまさに珠玉の短編集。 「ギャルナフカの迷宮」「老ヴォールの惑星」ともに感動させられる 素晴らしい作品でしたが 改めて読み直してみると「漂った男」の最後の盛り上がりはやはりすごい。 手に汗にぎるというのは…
ついにアルセイフは、タートムとの国境戦を制した。 “輝石<セレナイト>”の問題、ラトロアへの対策など、 いくつかの案件はあるものの、久々に穏やかな日々が訪れる。 王宮では舞踏会が催されることになり、 フェリオは兄・ブラドーにある頼み事をされるの…
人妻女子高生ヒロイン(名前が出てこないんですけど…)が遭遇する 脱力SFコメディの短編集。 9編収録、221ページ。 どうも読む時の精神状態に左右されやすいのか今回はねんの抵抗もなくすらすら受け入れられました。 全てにおいて脱力宇宙人がからむという…
車椅子の五番目の魔術師がが主催する魔術実験に招かれた周たちが遭遇したのはありえない惨劇。 外からの侵入を寄せ付けない研究所において考えうる犯人は内部のものだけ、 いわば「嵐の山荘」なのであった… 367ページ。 独特の世界観と、それをうまく生かし…
魔術師だらけのパラレルワールドを舞台に主任捜査官のダーシー卿と ワトスン役マスター・ショーンを活躍を描くミステリ。 3編収録、281ページ こちらは短編集。 時系列としてはこちらのほうが上記作品よりも前になっているようです。 (魔術師が多すぎるに…
弁護士や科学者のかわりに魔術師が社会の要職を占める もうひとつの現代ヨーロッパ。 その魔術師たちの大会がロンドンのホテルで開かれようとした矢先、殺人事件が発生した。 呪文で封じられたドアと窓の外では人々が談笑している部屋の中で 主任宮廷魔術師…
タートム侵攻の報を受け、国境に先行した猛将・ベルナルフォン。 兵力で勝るタートムの軍勢を相手に善戦するアルセイフ軍だったが、その裏には、ある“特殊な部隊”の活躍があった。 そして、遅々として進まぬ戦況に、タートムの将軍・カルバイの要請を受けた…
空から落ちてきた女の子は昔好きだった女の子にそっくり、 しかし彼女は「新型爆弾」だというのだった… という表題作をに代表された フツーの男の子とフシギな女の子のボーイ・ミーツ・ガールがテーマの短編集 7編収録、253ページ まさかこんなSF作品集だっ…
1627年、ドイツ ケルン選帝候領レンス。 10歳になるマリーは祖母と共に街の郊外でつつましくも穏やかな暮らしを営んでいた。 しかしそんな街に吹き荒れるのは「魔女狩り」の嵐、 そんなさ中、マリーは「アンチ・キリスト」と出会ったのだ… 375ページ。 再開…
「殺人交差点」「連鎖反応」の2作を収録した中編集。 327ページ。 驚愕のドンデン返しを味あわされるミステリ2編。 なにかある、と確信していても想像の外側から示される真実に脱帽です。 個別に感想。 「殺人交差点」 十年前、殺されて死んだボブ。 殺し…
テンションの高い一人称の文章と盛大なセルフつっこみがギャルゲーを思い起こさせます。 そのためかリーダビリティはすこぶる高く、 まさにあっという間に読めることでしょう。 まあ細かいことを言うとすれば 田村は勝手に思い込んで自爆してるだけという気…
SFマガジンに掲載された同名タイトルの作品を含んだ 4編の作品を収録した短編集。 4編収録、379ページ 全編はずれなし、面白かったです。 特異なアイデアをそのまま生かした作品ばかりで最後までぶれないのが良かったのかもしれません。 やっぱり短編はそ…