(吼えろペン 8巻」 ISBN:4091570283 (島本和彦 / 小学館)

熱血マンガ家・炎尾燃の命がけの原稿作成とその顛末を描くドキュメント(嘘)


漫画家の内輪受けみたいな作品なんですが、
面白いんだからしようがないですね。


4話収録されているのですが
最後に入った 32話「キャラを殺してしまった男」の内容が
すさまじくて他の作品を彼方へふきとばしてしまいました。
ここで出てくるゲストキャラ・富士鷹ジュビロがすさまじいです。
週刊漫画誌の看板作家である富士鷹先生の堂々たる
漫画への情熱と信じられないくらいの正論が
高いテンションで語られるさまは迫力だけでなく、
その絵柄もあいまって非常に笑えます。


そしてハプニングから代表作「からぶりサービス」(爆笑)を
炎尾に代筆してもらったはよいものの、
作品展開を台無しにされた時の表情。
そして彼に意趣返しができるとふんだ時の表情までも最高。


他3編の印象がなくなってしまうほどの破壊力でした。