式神の城 1巻 (たかなぎ優名・是空とおる / 講談社 マガジンZKC) ISBN:406349165X

東京で頻発する怪事件、女性のみが被害者の猟奇殺人事件だ。
その異様性にオカルトとの関連を考えた警視庁は専門家への依頼を決定。
そんな中、独自に調査を行っていた少年探偵・那珂光太郎は式神使いにの血に目覚ることとなる。


同名ゲームのコミカライズですが、ややこみいった設定のためか
予備知識がないと少々つらいかもしれません。
しかも I の設定と II の設定が入り混じるもので、
1巻においてずっと物語を引っ張る悪玉・アララ・クランなどは実は
『II』の1面ボスであるところなのに
それ以外の設定はほぼ『I』の設定だったりします。
この変更点については巻末で詳しく語られていて、おおいに納得できました。


それにしても物語におけるヒロイン格であるはずの結城小夜の扱いがどうにも軽く感じます。
あっさり心を操られたりと、どうにも納得いかん。


それにしても原作のいいかげんな表現はすごいのですね。
「東京大破壊(見開き)」とか「夜景見開き、フカンで」とか
絵にするの大変だったでしょうね。


これ読んでいたら原作を遊びたくなったので
一応狙いとしては成功したのではないのでしょうか。(少なくとも約一名には)