週刊少年サンデー 30号 （小学館） SITE

表紙・巻頭カラー　「MAR」　（安西信行）
けっこうまともな主人公側のキャラクタに反して
敵側（と書くよりはチェス側としたほうがいいかも）はエキセントリックな性格破綻者が揃っていて面白いですね。
で、やっぱりスノウは小雪ちゃんなのか。

センターカラー「美鳥の日々」　（井上和郎）
やべえ、扉絵でズギューーーンときた。
そして分かっていたことではありましたけど、
綾瀬さん、盛大に玉砕！
うわあああああん
なにかいいイベントを用意してやって下さい、と作者にお願いしたいです。

「いでじゅう!」（モリタイシ）
誰もが求めていなかったと思われる熱血展開へ。
次号は因縁の対決ですか、やっぱ先が読めないなあ。

読み切り「ベースボール・エンジェル」（清水洋三）
暴れん坊の天使・ラシャが天界暴れていたところ、
誤って地上界へと繋がる門を開けてしまい、地上界へと落ちてしまう。
そして彼が落ちた先にいた野球好きな高校生・山崎獅子雄と入れ替わってしまったのだった。
ラシャが元に戻るためには、獅子雄の望みをかなえなければいけないのだという…

うーむ、精神論で片付けられてしまうとどうも素直に受け入れられないなあ。
どうやら連載を考慮したつくりのようですが、
この内容では長くひきつけられるような作品にはなりえないのではないでしょうか。
つうか読み切りらしい読み切りを見たいな。

「モンキーターン」（河合克敏）
えーーー。
こちらでも予想もしなかった展開になってますね。
まさかまさかの青島さんの告白、そして半ば勢いでそれを受け入れる波多野。
ここでこんな波乱が待ち受けているなんて、
そして暗い復讐心に燃える洞口はどんな行動に出るんだろう。
こちらも先が読めなくなってきました。

「からくりサーカス」（藤田和日郎）
ここまでじっくりと三姉妹の魅力を見せてきたのも、
そして数々の楽しいイベントも、
この暗黒展開のためにあったのですね。
ひどい、ひどいよ。
ダークにもほどがあるってもんだ。
黒賀村全体がゾナハ病に罹患ですか…
この暗転ぶりはすさまじいね。
物語も最終章、どんなラストになるんだろう…