死を呼ぶペルシュロン (ジョン・フランクリン・バーディン / 今本渉 / 晶文社) ISBN:479492741X

死を呼ぶペルシュロン

「先生、俺、きっと頭が変なんです」―精神科医マシューズの診察室に現れた青年は、
真っ赤なハイビスカスを髪に挿していた。
そうしていると小人が一日十ドルくれるというのだ。
青年の話に興味を惹かれたマシューズは、彼と同行してその小人に会いに行くが、
やがて自身、悪夢のような事件に巻きこまれてしまう。
285ページ。


なんだかすんごいガチャガチャしてるなあというのが第一の感想。
主人公が記憶喪失になってしまっているというのもその理由のひとつなのかもしれませんが
最大にいただけないのがエピローグでしょうか。
ミステリにおいて最後すっきりする部分であるはずの部分が
どうも辻褄合わせにしか見えないようなところもあって
なんだかすっきりしません。
登場人物たちの行動もなんだかご都合的だしね。


ちょいとばかしいびつな作品になってしまいましたかね。


★★