週刊少年サンデー 44号 （小学館）
表紙・巻頭カラー「犬夜叉」（高橋留美子）
さすが魍魎丸（の腕）、すごいキモいな。
しかしこの作品、終わりが全く見えないな、
どういうふうになったら終わりになるんだろうか。
センターカラー「WILDLIFE」（藤崎聖人）
本当に真面目な作品だなと感じさせます。
しかしこの作品がうけたところってネタ的な部分が大きかったんだと思うのですが
最近はそういった側面が弱くなっているような気がします。
センターカラー「クロザクロ」（夏目義徳）
幹人が自分の意思で動き始めたため、物語の方向性がしっかりつかめるようになってきたのはうれしいところ。
しかしこのゆがんだヒーロー像というのは作者の得意分野なんだろうか。
読みきり「88の陣八」（桜井亜都）
昔々、千年を越えて生きたタヌキが人型の妖怪となり「ヒトダヌキ」となった。
ヒトダヌキは人間の魂を食らったのだが、その方法として「88の術」というものを編み出した。
しかし人間も「88の術」を封じる「88の封術」を編み出し、
封じ屋と呼ばれるものたちがそれを受け継いできた。
陣八は封じ屋の子供。
しかし祖母に封じ屋としての勉強は禁じられてきたのだが…
これはなかなか。
好感度の高い絵もあって高いレベルでまとまっています。
連載向きの内容にもなっていてすぐにでも通じる内容かと思いますが
やや「結界師」と重なる部分もあってこのままでは難しいかな。
だけど、面白かったですよ。
★★★
