プラスアニマ 10巻(完結) (迎夏生 / メディアワークス DengekiComics) ISBN:4840230102

プラスアニマ 10巻

人間以外の動物の力と姿を身に宿す者、プラスアニマ
そのプラスアニマである少年少女の冒険を描くファンタジー
今巻は一行をひっぱってきたクーロの真の思い、そして考えが描かれます。


というかこれでラストというところにびっくりです。
明らかにページ足りてないよね、ラストのエピソードもささっと語って終えてしまったという感じで
正直あっさりしすぎでこちらが拍子抜け。
もっとページ数裂いてクーロのプラスアニマ喪失からの展開を描くことができれば
ラストももうちょっと感動できたのではないかな。
もったいない。


物語は終始幻想的でまさに迎ファンタジーでしたが
ところどころに現れる生きることや貧富の差などの表現がシビアで
現実的な苦しみを色濃く反映したちょっと重い作品でした。
正直4巻あたりで少年が追い詰められてプラスアニマを発現させてしまいうシーンは
なんとも残酷で幻想的な光景でちょっと寒気がしたのを覚えています。
それ以降があんまり盛り上がらなかったなというのも正直なところなのですが…


やっぱり最後はもっと盛り上がっても良かったね
★★
シリーズもひとつ下がっちゃう
★★★