週刊少年サンデー 5・6合併号 (小学館)

週刊少年サンデー5・6合併号

http://websunday.net/


表紙・巻頭カラー「MAR」(安西信行
サンデー的にはイチオシらしい作品ですが
私としてはどこをどう楽しめばよいのか分からないです。
当たる相手当たる相手にそれぞれ因縁があるというのはどうかと思いますよ。


聖結晶アルバトロス」(若木民喜
新連載4回目となりますが分かりやすい展開でここまではうまくいっているのではないでしょうか。
なんといってもキャラクタ(絵)の魅力が大きいです。
あとは敵役・モノバイルのアイデアしだいかもしれません、
しかし確かにアルバトロス姫はすきだらけな割りにひとりなんですよね、
そこらへんも連載が続くと明らかになるんでしょうか。


グランドライナー」(吉田正紀
短期集中連載の2回目。
連載1回目である前回は独特の世界を話も詰め込みつつうまく表現できていました。
その「起」の部分を受け継いでの「承」にあたる段階に入ったわけですが
しっかりと世界観を生かしたストーリー展開にはうならされました。
ちょっとキャラクタの登場のしかたが唐突かな、と思わなくもないですが
これは短期集中連載だからこそ仕方ないものなのかもしれません。
ちょっと短期連載ではもったいなかった作品かな。(まだ途中ですが)


センターカラー「史上最強の弟子ケンイチ」(松江名俊
さすが、最悪のタイミングで帰ってくるケンイチ。
まあこの作品の魅力のひとつに傍若無人な強さを誇る師匠達の戦いっぷりを見る
というのもあるんですが、これを連発されると主人公の立場ないですがらね、
こういった展開になるのも仕方ないかな。
まあ個人的には師匠達の傍若無人っぷりを見たかったのですが。


最終回「道士郎でござる」(西森博之
なんか打ち切り感ただよう最終回なんですが、
打ち切りはありえないと思うのですがねえ、
最近の話の暴走っぷりは素晴らしく面白かったですし、
勢いも衰えていないと思っていたのですが。
まあ最終回までひょうひょうとしたところはさすが、といったところでしたが。


なんか主人公を健助という地味キャラが食ってしまったというのはある意味新鮮でしたよ。
★★★