週刊少年サンデー 20号 (小学館)

週刊少年サンデー 20号

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ほんとに久々のサンデー感想、なにごともなかったかのように始めます。


表紙・巻頭カラー「ワイルドライフ」(藤崎聖人
ワラビーの病気から人間のセレン不足に警鐘を鳴らすという
ある意味この作品らしい生真面目な内容。
つまらなくはないんだけど、あんまり面白くないというこの作品らしいものでしたな。


妖逆門」(田村光久
感想書いていないうちに始まった連載作品。
毎回げえむのルールとパートナの撃符妖怪が変わるというものの狙いがいまいちわからない。
おかげでストーリーに一体感がないのでいまいちノリきらない感じです。
げえむのルールも絵的にもぱっとしないものばかりで
いまいちつまらないものばかりだなあという印象。
どこかでこのつまづきを取り戻せるといいのですが。


センターカラー「焼きたて!ジャぱん」(橋口たかし
メインのストーリー展開よりも微妙な小ネタのほうが面白いのですが
これってストーリーマンガとしてはよくない傾向のような。


「武心」(万乗大智
感想書いていないうちに始まった連載作品。
3作の中では最もうまくいっているような気がします。
ダイナミックで、ハッタリがきいているおかげで飽きさせません、


特別編「あいこら」(井上和郎
今回は赤色と青色のセロハンがついたメガネをかけながら読むと
画面全体が浮き上がって見える3Dマンガという趣向です。
実際かけて読んでみましたが、かなりくだらない仕掛けたっぷりで
まさにこの作品らしい仕上がりでした。
こちらに向けて指を突き出しているシーンが一番効果的に使われていたもよう。
しかし、目が疲れますよこれ。


ハルノクニ」(中道裕大 / 浜中明
感想書いていないうちに始まった連載作品。
スケールが早くもでっかくなりすぎて主人公たちにほとんど出番がないというのはいただけない。
まだそれほど緊迫していないため面白さもまだ弱いですが
ここから対警察となってどのような展開を見せるかで行く末が見極められそう。
個人的には知恵比べみたいなのを希望。