ページをめくれば (ゼナ・ヘンダースン / 安野玲 / 山田順子 / 河出書房新社) ISBN:4309621880

ページをめくれば

大人の目から見た子供の世界を描いた作品を多く収録した短編集。
11編収録、363ページ。


奇想コレクションシリーズの第8弾、この作家の作品は初読です。

大人、それも教師という立場から見た子供たちの世界を描いた作品で、
そこに宇宙人や異能力者がからんでくるというものが多いです。
どちらかというと予想通りの結末に落ちてしまう作品が多く
驚きが少なかったのはこの叢書にしてみれば肩透かしでした。


この本の中では「小委員会」が好みです。
ファーストコンタクトものが好みだということがるのかもしれませんが
最初は理解しあえなかった二つの種族が子供を介して理解を深めていくさまが
ゆったりと描かれていてそのあたりが独特でした。


ひねりが欲しい
★★★