週刊少年サンデー 35号 (小学館)

週刊少年サンデー 35号



表紙・巻頭カラー「ワイルドライフ」(藤崎聖人
最近はこういった毒にも薬にもならない話ばかりなんでどうも退屈なんですよね。
ここらでなにかドデカい話を見せてほしいところなんですけど。


結界師」(田辺イエロウ
最近の展開から今度の新展開はどんな重い話になるのやらと思ったら
どうやらそんな重い話にはならなそうで一安心です。
それにしても愛嬌のある妖もうまいなあ。


ハヤテのごとく」(畑健二郎
あまり毎週この作品について触れてませんが、毎週安定して面白いですね。
今週もヤブヘビの連続っぷりには笑わせていただきました、
それにしても西沢さんはハヤテよりもヒナギクさんとの中が進んでませんか。


史上最強の弟子ケンイチ」(松江名俊
まさにこの作品らしい下らない展開の応酬、素晴らしい。
もう最初っから最後まで笑いっぱなしでしたが、
最後の必殺技「ジャイアントネコメガエルパンチ」ってなに?


センターカラー「武心」(万乗大智
万乗先生としては先週までで全て出し尽くしたのではないかとおも思えるのですが
ここにきて少しは他のメンバにスポットライトを浴びせてきましたか。


センターカラー「ハルノクニ」(中道裕大 / 浜中明
現状いっそう微妙な感じのこの作品ですが
見どころがいまひとつはっきりしないせいでしょうかね。
しかし黒猫ハルにどんどん愛嬌が出てきていい感じだ、
愛嬌がありつつもハルノクニの切り札でもあり、日本の切り札でもあるのかな。
どうか中途で終わってしまいませんように。


読みきり「スペース用心棒でござ候」(高枝景水)
剣道の高い素質がありながら、試合になると相手の目を見て動けなくなってしまう中学生・酒井照之。
そんな彼の前に空から降ってきたのは、未来から来たというスペース用心棒・南國富之介。


すごくデフォルメされた表情豊かな表情がインパクトあります、
この表情だけで物語を引っ張っていけそう、個人的にはすごく魅力的です。
話もすっきりまとまっていて、照之のコンプレックスからの開放ぶりも
無駄にスケール大きくてはったりのかまし方が好印象でした。
この話はしっかりまとまっているので3・4回の小規模連載なんか見てみたいよ。
★★★★