マエストロ 2巻 (さそうあきら / 双葉社 / アクションコミックス)
- 作者: さそうあきら
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2007/01/27
- メディア: コミック
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日本屈指の交響楽団、中央交響楽団が資金繰りに苦慮し、解散。
食い詰めた元楽団員だが謎の指揮者、天道のもとに再結成し
新たな音の道へと入りこんでゆく…
相変わらず音楽への表現が独特です。
今巻は演奏シーンはそれほど出てこなくて
団員個人への背景やメンタルな部分が多く描かれていて
2年ぶりの新刊のわりにはおとなしい(おとなしすぎる)内容です。
1巻から謎だらけながらも団員それぞれの新たな一面を引き出してくる
指揮者の天道という人物もこの作品において異様な魅力を発揮しています。
しかしその天道への不信感も残っていてそこらへんのドラマもありそう。
個人的にはティンパニ奏者、丹下のエピソードが印象的。
バチが何種類もあるというのは初めて知りましたし、
湿度によって曲中でも音程変えてるなんて…
私の耳では無理っぽいな。
むしろ私がティンパニやってたころは数が足りないせいで
曲中に音を変えるということはありましたが。
(しかもペタルで音程変えるタイプじゃないのよね)
中味は文句なしですがさすがに「神童」と比べるとねぇ。
あと刊行ペースは上げてほしいな。
★★★