「鋼の錬金術師 5巻」 (荒川弘 / スクウェア・エニックス ガンガンコミックス)

国家錬金術師という地位にあるエドワードとアルフォンス兄弟、
幼い時失った母親を取り戻そうと錬金術による蘇生を試みる。
しかし禁忌に触れた代償は大きかった。
エドワードは片腕を失い、アルフォンスは身体を失ってしまう。
二人は全てを取り戻すことを誓い、その方法を探し続けている。


今巻は敵役にあたるキャラクタが登場しないためか
それほどキツイ描写もなくて落ち着いた印象。
特に兄弟の幼馴染であるウィンリィの存在は物語に安らぎさえ与えてくれるようです。
そのウィンリィも途中退場したのでさみしいね。
兄弟の母親の死因が明らかになりましたが、
これはちょっと肩透かし気味かな。
それだけ父親への怨みが大きいということなのかもしれませんが。
いまだセントラルにいるという父親の存在は物語のキーになってきそうです。