「秘境駅へ行こう!」 (牛山隆信 / 小学館文庫) ISBN:4094114114

駅といえば交通の要衝であり、物資や人の集まる場所であるという常識をくつがえす
なにもないところに存在する駅を訪ねて回ったガイドブック。
220ページ。


面白いです。
秘境駅にも地方性があり、北海道だと荒野の真ん中に駅があって
当然民家は周囲に存在しないような駅だけでなく、
駅に接続する道が全くないという「小幌駅
本当に地平線以外見えないという「初田牛駅
などのように荒涼としているのが特徴ですが、
いったん本州に入るとそこはさすがに山国日本、
山の中に駅がポツン、といった印象になっていきます。
崖にはりつくホームが特徴の「田本駅」に代表される
飯田線の各駅がおおいに読んでいて面白いものでした。


その他ではこういった本で紹介されてしまう
長野新幹線の「安中榛名駅」がなんだかすごいですね。


本としては面白いのですが、内容はこちらのサイト「秘境駅へ行こう!」そのままなのが
なんとも微妙な感じです。
インターネット上ならばほぼタダで読めてしまうものですからねえ…
そういったことを知っていたら買わなかったかなと言えるでしょう。