ヨコハマ買い出し紀行 11巻 (芦名野ひとし / 講談社 アフタヌーンKC) ISBN:4063211592

文明が衰退し、減った人口とともにゆっくりと滅亡の道を歩む人類。
そんな人の営みとは別に人里離れた地でカフェを営業するアンドロイド・アルファ。
彼女はここで主人の帰りを待ち続けている。


ゆったりとした時間の流れを読んでいるこちらにも感じさせるエピソードが入って
少しさびしくさせられます。
特にアンドロイドであるアルファさんはそんな感慨もひとしおのようです。
そして物語の謎の一旦を担う空飛ぶ物体・ターポン。
地上でも、そしてターポン内でも同じように「元気で、さようなら」と
言っているところなんてこの作品らしい、やさしさが見えてきて印象的でした。