もっけ 3巻 (熊倉隆敏 / 講談社 アフタヌーンKC) ISBN:4063143414

もののけを「見る」ことができる姉・静流と、「憑かれやすい」妹・瑞生の姉妹と
民間伝承を元にした人と密接に関わる物の怪の物語。


日本人は農耕民族であったことを思い起こさせるエピソードが詰まっていてすごく感慨深いです。
相変らず物の怪というものは駄ジャレでできていて
存在、祓いかたなどがほぼ駄ジャレ絡みなのが
なんとも昔の人のユーモアを感じさせます。


今巻も面白い話は多くて、
昔から人と近しい関係にあったために、妖怪がらみの話が多い猫の話(イナバヤマ)や
気になる女の子を意識するあまり呼び寄せた道陸神の話(マメオトコ)
(ラストの絵を見て爆笑させてもらいました。あれは春画だよ)
厄神にまつわるほのぼの話(ダイマナコ)
しっとり読ませてくれる秀作ばあkりです。 お勧め。


ヨコハマ買い出し紀行 11巻