週刊少年サンデー 22.23合併号 (小学館) SITE

週刊少年サンデー 22.23合併号

サンデーって長期連載→すぐさま新連載という傾向が強いですね。


新連載・表紙・巻頭カラー 「道士郎でござる」(西森博之
アメリカに住んでいた道士郎が母のもとに帰ってきた。
そして、彼は武士になっていたのだ…


西森氏お得意のキャラクタ、武芸に秀でた真面目人間が今回は主人公。
真面目、というよりもなんか時代錯誤な人物なので
そこらへんのギャップなどがこれからの話につながっていくんでしょう。
しかし相変らず治安の悪い町だなあ、普通に歩いていても因縁つけられそうな町だ。


史上最強の弟子ケンイチ」(松江名俊
ラグナロク第七拳豪・トールの野望はデカイ。
すごくでかくてびっくりだが、こんなもんは絶対実現しないぞ。
しかし名前と外見が全く一致しないね。


結界師」(田辺イエロウ
今回はつなぎのエピソードですが、面白かったです。
なにかと時音に抱きつかれてドキドキしてしまう良守
そして背景の謎の模様が心中を見事に表現していました。
ラストも見事に決まってしっかり笑えます。


センターカラー「MAJOR」(満田拓也
いや、サンダースさんよ。
言いたいことは分かるが、内野ゴロで一塁へ走る間に足もつれて転んでいるようでは
さすがにそりゃねえだろって感じなんですが…


美鳥の日々」(井上和郎
先週あれだけ盛り上げといてこのオチはないでしょ…
上手い具合に微妙な三角関係に持っていくことも可能だったと思うんだけどなあ…
前半は最高だっただけにもったいないです。


読み切り「グッドラックノストラダムス」(武村勇治)
占いが大嫌いな少年・大影ヒロト
孤児院を出る事になった彼は亡き父から「この男を頼れ」と言われていた男のもとを尋ねることにしたが
そんな彼は予言師というあやしげな商いをしている男だった…


さすがに絵はうまくて言うことなしです。
話の流れは100%当たる予言というものが
予言を当てるために裏でそれを実行しているという実践派というところが奇妙。
さすがに1億円得るための方法が隕石拾ってそれ売ってもらちまえ、
というのは乱暴すぎてどうかなというところなのですが
強引にそれをうやむやにしてしまったりしてかなりのパワープレイ。
これ単品ではあんまり評価できませんが
基本的な設定は面白いと思います。
なんか連載というよりも読み切りでチョコチョコ描いていくほうがいいような感じです。