ペガーナの神々 (ロード・ダンセイニ / ハヤカワ文庫FT) ISBN:415020005X

ペガーナの神々

人を超えるものには神があり、神々を超えるものもあることを語る神話。
211ページ。


つい先日復刻されたFT初期の作品で、なんとナンバーは7。
一桁の作品を読むことになるなんて思ってもみませんでした。
しかし内容はというと、ちょっと大変で、そして退屈でした。


これは一体何故なのか。
寓話で固められた内容が物足りなかったのか、
終始淡々とした語りに馴染めなかったのかははっきりしません。


無慈悲な神というのは得てしてありきたりですが、
その神をも超えるもの(マアナ=ユウド=スウシャイですね)が存在するというのは斬新かもしれませんが
だからといって驚くもののほどでもない。
反面、キリスト教的な考えをあまり感じとられなかったのは新鮮でした。