グイン・サーガ96 豹頭王の行方 (栗本薫 / ハヤカワ文庫JA765) ISBN:4150307652

豹頭王の行方

ケイロニア王グインがパロ内乱の元凶であったアモンと共に消えて数ヶ月、
パロとケイロニアの首脳会談席においてある異変が巻き起こる…


リンダとハゾスの会談というあまり接点のなかった二人がメインなのですが
性格が妙に似ているためか最近のグインとしては珍しいほど
多岐にわたった会話内容がなかなか面白いです。
後半に長口上のひとり、グラチウスが出てくるために特にそんな感じがします。


どうも話の転がり方が最近は読めなくなってきて、
なんと今度はパロ・ケイロニア連合によるノスフェラス行ということになりそうです。
100巻でいったんけりをつけるとのことですので
この問題が一旦けりがついたころにそこらへんに到達しそうな感じ。
当然終わりではないのですが、ここにきて変な伏線はらなくてもいいんじゃないかなあ。


しかしこのままレムスは隠居になっちゃうのか、どうしてこんなことに。


★★★