PLUTO 2巻 (浦沢直樹 / 小学館 BIG COMICS) ISBN:4091874320
手塚治虫の代表作「鉄腕アトム」の人気エピソード「史上最大のロボット」をモチーフにした
ロボットと人間が共存する世界で起きた不可解な殺人事件を描く近未来サスペンス。
もはや完全に浦沢作品と化しているのかすごいですね。
特に今巻では準主役っぷりを見せるアトムの造形が素晴らしい、
あのくせっ毛がもとのデザインを連想させるようになっているのがうまい。
うまいのはデザインだとかの外見だけではないのも浦沢漫画で、
謎をちらりちらりと見せながら手の内を少しづつ明かしていきさまなんかは
ほんとにすごいとしか言いようがないです。
原作と当然話は全く違っているわけですが
それでも原作をなぞって思い起こさせるようなイベント、
そして伏線の張り方なども手伝って続きを読みたくなるような出来であることは間違いありません。
とにかく評価低くはならないよなー。
それにしてもウランのデザインにはちょっとびっくり、
なんか生意気そうじゃん。
★★★★