七姫物語 第三章 姫影交差 (高野和 / 電撃文庫) ISBN:4840230455

七姫物語 第三章 姫影交差

ある大陸の片隅、東和と呼ばれる地では
七つの主要都市が先王の隠し子と呼ばれる姫を擁立し、覇を競っている。
このうち、七宮カセンの姫空澄は三宮ナツメの常盤姫との会談に赴くことになる。
321ページ。


正直二章までとはちょっと毛色が違ってきているかなという印象で
徹底してカラスミからの視点で描かれていたこの東和の紛争がやや高い視点で描かれるようになって
魅力としては一歩下がってしまいました。
決してダメというわけではないのですがね…


ところが七姫というからには今までのようにそれぞれの姫についても
細かに描写していただきたいとも思うのですが
さすがにそんなことをしていては今以上に進まなくなってしまいます。
それによってカラスミ以外への描写が弱すぎてあんまり魅力的じゃありません。
このまま続けていっても楽しくはならないような、
という危惧を抱いているのですが、どんなもんでしょう。


次はもうちょっと早くね。
★★★