風雲児たち 幕末編 9巻 (みなもと太郎 / リイド社 / SPコミックス) ISBN:4845831759

風雲児たち 幕末編 9巻

幕末の動乱において活躍する人物や歴史を描く(予定)の大河歴史ギャグ漫画。
今巻は福沢諭吉適塾入塾に至るまでの半生、
勝海舟の老中阿部正弘による抜擢、そして安政の大地震が描かれます。


今巻も内容充実していますが、ありていに言っちゃえばほとんど時間が進んでいない…
安政の大獄も近そうですがこのままではあと3・4巻はかかりそう。


正直知らないエピソードも多くて
いろんな知識が(半ば無駄に)増えていくのは本当に楽しいです。
今のほとんどのアメリカ人はペリーのことを知らないとか(そりゃそうか)
ヨーロッパではプチャーチンこそが日本開国の立役者とされているところとか
内容充実で満足度も高いです。
あ、あとペリーがカツラだったってのも初見でした。


一番笑えたのは「理想主義者だがオッチョコチョイの気があるナポレオン三世」のところですな。
まさに「平和主義・戦争反対」のたすきなんて電車の中で笑い出してしまいそうでしたよ。
大村益次郎の今後も目が離せないですし、
今回出番のなかった吉田松陰の復帰(してもすぐ退場ですか)が楽しみです。


圧倒的
★★★★