トリックスターズM (久住四季 / メディアワークス / 電撃文庫)

トリックスターズM

トリックスターズM (電撃文庫)

トリックスターズM (電撃文庫)


大学生の天乃原周は、大胆な犯行予告とも言うべき予知夢を見る。
被害者の視点で紡がれるその夢は、一体誰に起こりうる未来なのか。
いつ、どこで、誰が、被害者になるのかを探る周の推理が始まった!
253ページ


発売2ヶ月たってからの感想かよ。
毎回驚きを与えてくれるシリーズですが
今作はシリーズ中最も驚きのない作品でした。
なんというか、真っ当とでも表現すればいいでしょうか。


作りこまれた世界観は相変わらず素晴らしいのですが
キャラクターの多さを生かした作りになっていないのも相変わらずで
どうにももったいないです。


マスカレイドという劇中劇がメインになっていますが
こちらの設の凝りっぷりにかまけてしまいましたかね。
どうもこの巻は周のターニングポイントとしての話で終えてしまったのか。


次で一区切りか… さみしいな。
★★★