GOSICKIV ―愚者を代弁せよ― (桜庭一樹 / 富士見ミステリー文庫) ISBN:4829162880

GOSICK IV
ソヴュールに過去に君臨した錬金術師・リヴァイアサンの謎を追う一弥とヴィクトリカの二人。
そしてその謎は学園内にある塔に隠されていたのだった。
329ページ。


キャラクタ小説としての道を歩むシリーズになってしまってちいとガックリです。
とにかくヴィクトリカだけでなくアブリルが出ずっぱりなのでよりキャラクタ小説としての印象も強くなってます。
(それ自体は悪いことじゃありませんけどね)


物語全体を覆う謎を大きくクローズアップしてきたせいか
今巻そのものの謎については肩透かしもいいところで、
それって謎でもなんでもないじゃん。
ヨーロッパだけでなく、世界全体を覆う暗い影がこの物語にどんな影響を及ぼしてしまうのか
ちょっと不安な要素でもありますね…


★★★