新書
人形塚に残されていた「Help」という文字を書く人形と女性の写真。 この人形の出所である、いわくつきの「ギロチン城」へ赴いた自称探偵のナコと学生の頼科は 236ページ。 作者の物理の北山猛邦氏はトリックの名手ということなのですが これがどういった意味…
欧州の古城を移築して作られたテーマパークの社長が 「私を殺した犯人を探してくれ」という依頼を名探偵石動戯作のもとへ持ち込んだ。 中世の魔法使いに扮した彼は見事その謎を解き明かすのだが… 309ページ。 いやはや、なんとも… ミステリ部分はほんとにお…
杉下和夫は上司に暴力を働き、「芸能部」へ配置転換させられる。 その仕事場における彼の役割は所属する芸能人・スタウォッチャーの星園詩郎のマネージャ見習いだった。 そんな彼の初仕事は山奥のコテージ村へ星園と出張することだった。 343ページ。 ミステ…
彼女たちは、何かを隠している。何か大きくて、重く冷たいものを…。 書き下ろし学園ミステリー完結篇。 122ページ。 小さくまとまった3部作。 最初から一気に読むことをお勧めしたい作品ですが、 ここであらすじ書いてしまうと思いっきりネタバレに直結する…
東海地震で倒壊したマンションの地下駐車場に閉じ込められた5人の高校生と1人の担任教師、 この密室と暗闇の中、ある人物の頭に瓦礫が当たり死亡する。 殺人か、事故か… ストレートなミステリで、やや古めの作品ですが一読の価値あります。 文字通り息のつ…
運命の歯車が回り始めた。 あの遠い夏の日と同じように… 120ページ。 もうだめだ、内容を書くと全てネタバレになってしまうので、 あらすじ部分は帯からまんま持ってきてしまいました。 こういうのは楽だな、なんて不精な面が出てきそうだ。 謎を提示して、…
いわくのある「船着場のある家」に越してきた少女・香澄に 夏休みに絵を仕上げるために合宿をしないかと誘われた毬子。 どきどきしながら迎えたある夏の日の物語。 恩田陸氏の小説のタイトルはどれも魅力的です。 うーん、うまくあらすじを表現できない。 少…
公式サイト 一風変わった間取り図を集めて著者の一言コメントを載せた本。 どんな風に変わった間取りかは上の公式サイトをご覧下さい。 こんな感じの間取りが全99種載っています。 29の間取りの部屋は知ってます。 知り合いが住んでいましたから。 なんでこ…
数多くの漂流記を書いてきた著者による新たな漂流記。 それが今回の題材、「環海異聞」のもととなった若宮丸船頭・津太夫たちである。 彼らのある意味人間臭い漂流記。 190ページ。 タイトルから江戸時代に数多く残された漂流記をまとめて紹介したものかと考…